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■学ぶべきときって・・・?
幼い頃から絵を描くことが何よりも好きだった私は、高校を卒業すると、縁あって京都の染織図案家の内弟子となった。学校で習うことのなかった日本の伝統文様や、その西洋にはない色や形など、日本固有の美に目覚めた。また、それ等を辿っていく伝承方法に我を忘れて没頭した。
三十四才の頃、日本画の極みであるところの仏画に出会った。決して若くはない。もともとイタリアルネッサンス期の宗教画の好きだった私は、同じ主題を持つ仏画にのめり込んでいった。それまでに培った伝統技法はもちろん、和の美意識や価値観は、伝統仏画の制作にぴったり嵌った。

今までに約三千五百点もの仏画を全国の寺院や在家に描いてきた。我ながら信じられない量の仕事をしてきた。
仏画を描きたいという一念が、大層な結果を出した。
今後も続けるであろう仏画家人生において、心底納得できる仏画を一点でも多く描くことが、今の私の最大の目的となっている――。

私が中学の頃、勉強も運動も全てが「勝ち負け」だった。私はそんな評価をする大人たちの世界が嫌いだった。いつも反発していた。「テストの成績など、気にしたらオレの負けや!」と、嘯きながら校内の掲示板に貼り出された成績順位を横目で見ていた。友人との戦いに勝った子供が、いつも評価されていた。その頃の私は、たぶん、負け組みだったのかもしれない・・・。

最近、私の手作りのホームページを観て、仏画を学びたいという一心で工房の門を叩く若者が多くなった。
最高学歴、しかも社会人としての経験も積んでいる者が多い。その彼らが言う。「今まで生きてきて初めて、心から学びたいと思った。」と――。
教え伝えること、そして学ぶこと。この二つがうまく絡み合う時、最高の伝承・継承、そして新しい何かが生まれる。勉強するのに、遅いも早いも、勝ちも負けもない。「学びたい」と思う時、その時が、「学ぶべき時」なのである。


未分類 | 15:34:44 | Trackback(0) | Comments(0)

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