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来年の今頃、仏画の展覧会を開催していただけそうです
photo1509.jpg
来年の今頃、仏画展が開催される予定の観峰館(ホームページより拝借)


先日、この1月という寒い時期には、ほとんど来館者が居ない仏画館に、珍しく2日間に渡り、たて続けに入館者がありました。
一人目は、神奈川県から来られた私と同じ年の男性で、お話を聞くと良く知る友人の友人だったことが分かったのですが、4年前にご夫婦で世界旅行中に愛する奥様を事故で亡くし、その面影を観音さまに重ねて描いて欲しいとのことでした。
その男性からお聞かせいただいた数時間に及ぶお話は、最愛の奥様を亡くされた時の不思議な体験と男性自身の自由な生き方。私の歩んできた人生とは対照的で、海外での生活を含め、ある仕事を起業し、奥様とお二人で世界旅行の為にあっさり仕事を畳み、自由で明るい人生を謳歌して生きて来られたご様子。
私のように、一つのことに拘って、意固地に、執拗に生きて来た者とは正反対のような気がします。でも、私の細胞の半分は、同世代なのでそう感じるのか、その男性の生き方に共感できるところがあり、興味深く、楽しくその方との話が弾んだのです。

 その次の日、Fさんという私設博物館の学芸員をされている男性がご来館。
お話をしていると、京都市立芸術大学の模写科を卒業されて、仏教クラブでもご一緒の宇佐美松鶴堂で、アルバイトながら表具の経験をし、米国メトロポリタン美術館で、修復補彩のお仕事をされていた経験があるとのこと。
当工房にも過去に、二人、その京芸の模写科の卒業生が居たこと等、仏画制作の話で盛り上がっていたのですが、そのFさん、実は、私の故郷の東近江市五個荘にある「書」の殿堂「観峰館」の学芸員をされていて、もう27年ぐらいになるそうです。
メトロポリタン美術館のあるニューヨークからお帰りになって、まもなく今の職につかれたようです。
Fさんは、話の途中で、「仏画館」に来られた理由を遠慮がちに口を開かれました。「観峰館で、仏画の展覧会をしてもらえないか。」
私は、観峰館には、版画家の知人の展覧会などで二度ほど訪れたことがありましたが、創立者の日本書道教育に人生を捧げ、「日本習字教育財団」の創立者で書家の原田観峰師の中国の名品コレクションの数々がそれはそれは圧巻だったことを思い出しますし、我が故郷の、しかも我が家の田んぼのすぐ近くにそれはあります。
2015年10月に開館20周年を記念して新館が完成し、そこが会場になるようです。
まだ詳細は決まっていませんが、時期的には来年の2月~3月ということです。
寒い時ですが、今年は画歴50年の節目でもあり、ありがたく引き受けることにしました。
と、いうことで、今年は、はじめての出版になりますが、「仏画の本」の制作も考えており、その展覧会用に大作もいくつか用意しなければなりません。
気分的にも時間的にも忙しくなりそうです。


仏画 | 13:02:02 | Trackback(0) | Comments(0)
NHK Eテレ「日曜美術館」(毎週日曜日 午前9時より放送中)
収録風景02
NHK日曜美術館の収録風景2017年1月10日


 昨日は、午後から、NHK Eテレ「日曜美術館」(毎週日曜日 午前9時より放送中)の収録が、我が工房でありました。
1976年に放送がスタートして今年で放送40周年だそうです。
私も若い頃、気になる展覧会や作家の放送があると必ず観ていました。
「常識に囚われず、いつも自由に美術を楽しみたい」という思いから始まった番組だそうですが、そういえば確かに自由過ぎて、あれっと感じる内容もあったように思います。
この歴史ある番組に、私なんぞが出演することになるなどと微塵も考えもしなかったことですが、このまま進むと2月5日の放送で昨日撮った内容が流れることになるのです。

『熱烈!傑作ダンギ長谷川等伯』(ダンギ:「談議」のことだと思います)という主題で、

1、等伯が目指した「静かなる絵」
2、下積みが育んだ人気絵師 
3、優しい眼差しにみる等伯その人、

の3つで構成されるそうです。

ディレクターのお考えが、その完成された番組を観てみないと、どう表現されているのかわかりませんが、たぶん、京の都に出てくるまでの等伯が仏画を描いていた時代を下積み時代ということで、スタジオに招いたゲストの、小説『等伯』で直木賞を受賞された安部龍太郎氏等3名(他は未定)に等伯像を談議していただこうということのようです。
昨日、収録した私の急ごしらえのコメントは、ここではまだ書くことは控えますが、今回の等伯を勉強し直すきっかけをくれたNHKに感謝しています。
牧谿や雪舟、明兆等、等伯さんが影響された『絵』に私自身が触発されたのです。
今からどこまでできるのかわかりませんが、あらためて『墨』の表現に向き合いたくなってきました。

※なお、この番組「日曜美術館」
2月5日は   9:00~ 9:45
2月12日は 20:00~20:45(再放送予定)
初回放送より2年以内に地上波にて4回の再放送
国際放送2回  在留邦人向けNHKワールド


で、放送されるようです。
収録が終わった今、改めて番組趣意書を読んでみますと、こんなに再放送されるわけですから、今更ですが、緊張しております( ^_^;

【追加記事】
2月1日、TV朝日の人気番組「ぶっちゃけ寺」の制作スタッフから「13日に放送する番組中で、二十五菩薩来迎図の絵を使いたいので、ジグソーパズルの原画の画像データを貸してくれないか?」との電話がありました。

画像の下にクレジットを入れていただけるのならということで、お貸しすることにしました。
ジグソーパズルを作る時のデータなのでメール添付できるようなファイルサイズではありませんから、ギガファイル便にて送付して差し上げました。
この図を元に、二十五菩薩来迎のことを説明されるようです。

このところ、TVづいておりますが、NHKeテレ「日曜美術館」の再放送の次の日ですので、当工房で制作した『二十五菩薩来迎図』も、この流れでついでにご覧頂けばどうでしょう? 
番組内容の話題そのものも興味深そうです。
しかし、最近のTV制作、ネットで何でも情報が手に入るので、昔に比べるとだいぶ楽になったようですね。

【追加記事への追加】
先ほど(日曜日の午後1時過ぎ)「ぶっちゃけ寺」のスタッフよりメールが入り、二十五菩薩来迎図の説明をしないことになったので、ということでお詫びのメールが入りました。

お世話になっております。先日はありがとうございました。
この度、放送内容が一部変更になりまして、二十五菩薩の説明がなくなってしまいました。
お忙しい中、迅速なご対応して下さったにも関わらず、このようなことになりまして大変申し訳ございません。
何とぞ、ご了承下さいますようお願い申し上げます。

 株式会社テレビ朝日 総合編成局   第2制作部 「ぶっちゃけ寺」〇〇〇〇

ということで、やはりテレビ番組の制作といいますと、ネットの普及により、資料集めや人材集めの為のコンタクトが簡単で容易になったせいもあるのかもしれませんが、やはり安易な制作姿勢が見えてきますね。
いろいろな人を巻き込み迷惑をかけているのでしょうねぇ・・・。
この「ぶっちゃけ寺」に出演し、がっかりした知人も居ますので、想像がつきます。
どんな番組になったのか観てみないと分かりませんが、ここは、きびしい目で観ることにしましょう(^o^)



仏画 | 10:03:08 | Trackback(0) | Comments(0)
昨日、朝一で、慣れない東京へ行ってきました。
Hojo-ji_temple.jpg P1060943.jpg P1060932.jpg 褒賞状


昨日、朝一で、慣れない東京へ行ってきました。

昨年、当工房で完成した両界曼荼羅が、昨日、東京西早稲田にある松光山 放生寺において開眼法要が営まれ、高野山真言宗管長猊下中西啓寶大僧正をご導師に、入仏開眼されました。
法要に続いて、式典では筆者の私に中西猊下より直々に「褒賞状」を手渡して頂きました。

また。原本所蔵の東寺の砂原管長猊下からも、この放生寺に描いた曼荼羅を、正式に「伝真言院曼荼羅放生寺本」と認定され、その旨の書いた書状を祝宴会場で公開されました。

この世界最古の彩色曼荼羅、一級国宝指定、伝真言院曼荼羅、西院曼荼羅ともいうのですが、写本を正式に東寺(教王護国寺)が認めたものは、1100年間でこれが三作目だそうです。

と、いうことは、私で三人目? 身の引き締まる思いです。



仏画 | 11:09:08 | Trackback(0) | Comments(0)
当工房で描いた仏画を前にした人が感動した記事をご紹介します。
 知人から「あんたの展覧会を観た人がえらい褒めてるね」といって知らせてくれました。

6年ほど前に島根の県立美術館で山陰中央新報社の主催で個展をして頂いた時の記事です。
この記事の日付を見ると2009年06月12日とありました。「今、開催中なので、ぜひ、観て来い」といった内容なのですが、その展示されている仏画を前にした時のご本人の感動された様子がビシビシ伝わってきました。
6年も前の記事ですが、うれしくなって全部転載させていただく事にしました。
下の動画は、その展覧会の準備を終えた時に撮ったものです。



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松江市のゼロ磁場 ブログより   2009年06月12日

 いま、島根県立美術館ですばらしい展覧会がありますそれも無料です。

山陰中央新報が主催で「孤高の佛絵師 藤野正観氏 山陰で初の展覧会」が開かれています。

 すばらしい仏画だらけです。どの仏画からも「氣」がほとばしり出ています。

展示場全体が「氣」で充満しています。私も写真とか寺院の仏画を見ますがこれだけが一堂に並んだ仏画は始めてお目にかかります。

 タイトルには「慈悲の心と伝統美を追求」と出ていますが、本当にびっくりしました。
私も百日行で佛画108枚細密点描写で書きましたが、比べようがありません、「氣」の点では負けないと思いますが、色彩の美しさとか線の極細さ金色の美しさ、装身具の模様などの細かさの表現など見事なものです。とても人間業ではできそうにないようです。
神仏の力が加わっているとしか考えられない精密描写です。

藤野氏の制作中の作品に対しての想いとしては「ひたすら 仏になれ、なってくれと祈りながら筆を運んでいる。自分自身を表現するのではなく「仏さん」を描かせていただいているのだから、自分の想いや感情はもちろん、筆者の存在すら感じさせないような、そんな仏画を描くことに専念している」との事ですが、まさに作品からはその思いがひしひしと感じ取れます。

 本当に「氣」が入った作品ばかりです。そしてすばらしい日本の伝統文化の美が漂っています。
色の使いかたなど抜群で参考になります。仏画の目の書き方など本当に美しく書いてあります。
目を書き入れる難しさは私もいやと言ううほどダメでした。参考にさせてもらいます。


 佛画のよさをこの年になって初めて知りました。「目からうろこ」の感じです。私も生物が専門ですので生物の精密が離れていますが、[氣]がはいりません。「氣」の入れ方も藤野氏ははっきりと述べておられます。
「ひたすら佛になれ、なってくれと祈りながら筆を運んでいる」この言葉が「氣」を入れる言葉です。

 必見です、無料です。ぜひ展覧会の仏画を見てください。すごいです。

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http://blog.goo.ne.jp/xrnxj251/e/f118e3cc2031bfd30dfd34d5df139cea
ブログ主のご本名はわかりませんが、ありがとうございました。






仏画 | 10:54:41 | Trackback(0) | Comments(0)
堂本印象名品展に行って来ました


友人に招待券を頂いたので、12日の日曜日、堂本印象美術館で開催中の『堂本印象名品展』に自転車で行ってきました。

雨続きの日が続いたので久々のサイクリンクです。朝の10時に出発し、午前中に帰ってこようと思っていたのですが、いろいろ寄り道をしていると到着が、11時半頃になりました。
自転車はこれが良いのです。

どんな細い路地でも入って行け、都人の住空間に入り込めます。

実は、印象が32歳の時に描いた『維摩居士』に会いたくて久々に行ったのです。

この絵に漂う霊気のようなものが凄くて、私もいつかはこんな絵が描けたら・・と思っているのです。
私はすでに64歳ですから、印象は今の私の年齢の半分で描いたということになります・・・。

印象は、27歳で絵画専門学校に行くまで、京都の龍村美術織物で社員として、図案を描く仕事をしていたそうです。

ここまでは、私と同じなのですが・・・。

私は、彼の「絵描き」としての画風の変貌に共感できます。

仏画を始めとする、古画の模写で力をつけ、仏画から具象、印象派、抽象派まで、日本画家の枠をはみだし、「芸術の旅人」といわれるぐらい画風が変貌して行きますが、その根底に流れるその日本の美意識は彼の内に浸み込んでいたのだろうと思います。

良く理解できます。

結局、工房に帰ってきたのは1時を過ぎていましたが、冷蔵庫の残飯で昼食を済ませ、先日アマゾンから届いて本棚に立てかけておいたブルーレイ、「インターステラー」を鑑賞しました。

この映画、なかなか魅力的な映画なので、SF好きの方には絶対お勧めです。4次元、5次元の世界観が描かれています。


仏画 | 08:50:32 | Trackback(0) | Comments(0)
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