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餓鬼道
餓鬼道
いよいよ地獄の入口、餓鬼道です。
ここは、物おしみをし、貪り、そねみ、ねたんだ者が鬼となって堕ちるとろこです。
餓鬼の世界は2つあり、1つは地下500由旬、7200キロのところにあるの閻魔王の国です。
もう1つは人間界と天界の間にあります。餓鬼となった者は人間界の1ヶ月を1日として500年間、ここで様々な苦痛を受けます。餓鬼道には様々な鬼がいます。

3種の餓鬼(阿毘達磨順正理論31)
1,無財餓鬼、
一切の飲食ができない餓鬼。飲食しようとするも炎となり、常に貪欲に飢えている。唯一、施餓鬼供養されたものだけは食することができる。
2,少財餓鬼、
ごく僅かな飲食だけができる餓鬼。人間の糞尿や嘔吐物、屍など、不浄なものを飲食することができるといわれる。
3,多財餓鬼、
多くの飲食ができる餓鬼。天部にも行くことが出来る。富裕餓鬼ともいう。ただしどんなに贅沢はできても満足しない。

この三(種)にまた各々三(種)あり。無財鬼の三は、一に炬口鬼、二に鍼口鬼、三に臭口鬼なり。少財鬼の三は、一に鍼毛鬼(その毛は針の如く以て自ら制し他を刺すなり)、二に臭毛鬼、三に癭鬼なり。多財鬼の三は、一に希祠鬼(常に社祠の中にありその食物を希うなり)、二に希棄鬼(常に人の棄つるを希うて之を食すなり)、三に大勢鬼(大勢大福、天の如きなり)」

36種の餓鬼(正法念処経16)
1、かく身(かくしん)、目や口がなく、私利私欲で動物を殺した者が餓鬼となる。
2、針口(しんこう)、口は針穴の如くであるが腹は大山のように膨れている。
3、食吐(じきと)、人の吐き出したものを食べる。
4、食糞(じきふん)、糞尿を飲食する。
5、無食(むじき)、全身が飢渇の火に包まれて、どんなものも飲食できない。
6、食気(じっけ)、供物の香気だけを食すことができる。
7、食法(じきほう)、飲食の代りに説法を食べる。
8、食水(じきすい)、水を求めても飲めない。
9、希望(けもう)、亡き父母の為に供養されたものしか食せない。
10、食唾(じきた)、人が吐いた唾しか食べられない。
11、食鬘(じきまん)、鬘(かずら、首飾り)を食べる。
12、食血(じきけつ)、生物から出た血だけを食べられる。
13、食肉(じきにく)、肉だけを食べられる。
14、食香(じきこう)、供えられた香の香りだけを食べられる。
15、疾行(しっこう)、墓地を荒らし屍を食べ、人間に災禍をもたらすのが早い。
16、伺便(しべん)、人が排便したものを食し、その人の気力を奪う。
17、地下(じげ)、暗黒の闇である地下に住む。
18、神通(じんつう)、涸渇した他の餓鬼に嫉妬され囲まれ、自己だけが楽をする。
19、熾燃(しねん)、身体から燃える火に苦しむ。
20、伺嬰児便(しえいじべん)、幼児の命を奪う。
21、欲食(よくじき)、人間の場に行き惑わし盗む。
22、住海渚(じゅうかいしょ)、熱水の海辺に住む。
23、執杖(しつじょう)、閻魔王の使いっ走りで、ただ風だけを食べる。
24、食小児(じきしょうに)、幼児を食べる。
25、食人精気(じきにんしょうき)、人の精気を食べる。
26、羅刹(らせつ)、人を襲い殺害して食べる。
27、火爐焼食(かろしょうじき)、燃え盛る炉心の中で残飯を食べる。
28、住不浄巷陌(じゅうふじょうこうはく)、不浄な場所に住む。
29、食風(じきふう)、風だけを食べる。
30、食火炭(じきかたん)、焼いて炭になった屍を食べる。
31、食毒(じきどく)、夏の猛暑、冬の極寒に責められ毒だけを食べて生死を繰り返す。
32、曠野(こうや)、猛暑の中、水を求めて野原を走り回る。
33、住塚間食熱灰土(じゅうちょうかんじきねつかいど)、屍を焼いた熱い灰や土を食べる。
34、樹中住(じゅちゅうじゅう)、樹木の中に閉じ込められ、蟻や虫を食す。
35、四交道(しきょうどう)、四つ角に住み、そこに祀られる食べ物だけを食べられる。
36、殺身(せっしん)、熱い鉄を飲まされて大きな苦悩を受ける。  

ということで、餓鬼道の苦しみは飢えと渇きのようですね。
これはある意味、地獄の苦しみより、つらいかも知れません。

物惜しみをし、貪り、嫉妬したり、何かにねたんだ者が鬼となって堕ちるところって・・・これ、だれでも経験あるんじゃないのかなぁ・・・。
さて、みなさん、どうします? 餓鬼道に堕ちるのは避けられませんね。

ただ、ひとつの救いはこの餓鬼世界に堕ちた者を、この餓鬼道輪廻から救おうと日夜活動してくれているのが千手観音です。
ですので、やはり常日頃からこの千手観音様と仲良くなって、お近づきになっておきましょう。

普通の人で餓鬼道に堕ちるのなら、殺人を犯したものは・・・、やはり地獄ですね。
次回は、地獄世界を観てみることにしましょう。



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六道のこと | 08:56:09 | Trackback(0) | Comments(0)