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藤野正観のちょっと書いてみます(2017年11月号原稿より) 
2017-11月号用 - AIに至るまでの進化の図
AIロボットと共存するに至るまでの進化の図


「生きる」ということ

 十月九日で六十七歳になりました。それまで一度も病院のお世話になったことのなかった私は六十歳頃から、肺癌摘出の為の胸腔鏡手術や心臓冠動脈のカテーテル手術を三回も受けています。これ等肉体のメンテナンスを受けた為か今では、何もなかったように元気に生きております。
 近代医療に感謝しなくてはなりませんが、世の中には、その医療がうまく行かずこの年ぐらいになると、ぼちぼちあちらの世界にお招きいただくといった人も少なくありません。
 私の場合は、これ等の術後五年~六年の間、定期的に病院に通いながらこの術後の経過チェックを受けていて、今後も定期的に病院に通うことになっています。
 そんなことで、たぶん簡単には死ねないなぁ・・・と、安心するどころか、むしろ「生きる」ということに対して恐怖感とまではいかなくても生きるということの面倒くささも、時おり私の心の中を掠めます。
 そんな中、昨日、唯一私が所属する「仏教クラブ」という僧と在家で構成する会の月例会に出席しました。
 毎会、会員かゲストのスピーチをお聞かせいただくことになっているのですが、昨日はゲストスピーカーとして日本マイクロソフト㈱の業務執行役員 西脇資哲氏に、「 AI・人工知能が豊かにする私たちの社会」というテーマでお話をお聞きする機会がありました。
 彼のお話の中で、現在、米国のある巨大病院が人工知能を使って一五〇〇〇人ほどの患者の手首に装着した腕時計型のウェアラブルデバイスを通じ、患者の心拍数や体温、それに血流量や血圧等体調管理に必要なデータを収集管理し、時系列で分析するなど、AI自らの学習によって、医療プランや健康指導をするといった、最先端の医療実験が行われていることをご紹介いただきました。
 一人の医師が、患者を管理できる人数として数百人が限度だそうですが、このAIは一五〇人分の医師の仕事を、しかも完璧に熟しているそうです。
 日本では、このAIによる健康管理システムを導入している病院はまだ一件も無いそうですが、ごく近い将来、こういったAIが医師に代わり患者の健康を管理する時代が来ることは確かなんだそうです。
 優秀な人間の能力以上のことをすべてAIが代わりにするようになる。そんな時代がすぐそこに来ています。前にも書きましたが、AIが人間の能力を超える時が二〇四五年と言われていますが、もっと早くそんな時代が来ると彼は言います。
 医療に限定して十年後の未来をイメージしてみますと――。
 今、私が定期的に診察を受けていることは、現在すでに米国で行われているようにAIが健康管理をし、何か異常があると、どんな薬を投与するのか指示し、手術の必要性があれば手術ロボットが実行する。臓器が古くなれば、あらかじめ作っておいた人工臓器に換える。脳の記憶容量が少なくなって来ればチップを追加。自立歩行できなくなれば新品の足を着ける・・・。若々しい肉体が欲しくなれば万能細胞で・・・。いやいや、「こんな壊れやすい軟な肉体など必要ありません。」といった指示もあるのでしょうか・・・。 人は何のために生かされているのか、AIが答えを示してくれるかもしれません。


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冊子原稿より | 14:15:01 | Trackback(0) | Comments(0)