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藤野正観のちょっと書いてみます(2018年5月号原稿没記事) 
没2018年5月号用-小さなポリープが2個あるが、異常なしと診断。(担当医師の説明より)
小さなポリープが2個あるが、異常なしと診断。(担当医師の説明書)


大腸検査
(この記事の代わりに、「三宝の集い」の広報記事に代わりましたので、同じ内容でブログにアップしてありますがその没記事をここでは記録掲載しておきます。)

 前号では、尿路結石の激痛の中でこの原稿を書きましたが、その二日後には、小便と共に排出となり、おかげ様で一件落着。 
 年を重ねると、日々今まで経験したことのない体調の変化に遭遇します。その尿路結石が出た数日後、泌尿器科で造影剤入りCT撮影の結果を見ながら、「石が出て良かったのですが、腎臓にまだ三個、小さな結石がありますねぇ・・・。医師は、気の毒そうに言います。私は、苦笑するしかありません。その時、その医師は、「それと・・・、大腸にケイシツがいくつかあるので消化器科で診てもらった方が良いですねぇ。」と言います。「何ですかそのケイシツって?」と私。
「憩室」と書いて、大腸の内側にいくつかの窪みができていて、その窪みに大便が溜まる可能性があります。炎症を起こすと腹痛が起きたり、最悪、癌になることもあります。」と念を押されます。「消化器内科を紹介しますので、受診されますか?」ついに、その時がやって来たのです。
今まで胃カメラと大腸検査を極力避けてきた私ですが、覚悟しました。
 一週間後、その消化器内科を受診しますと、前号で書きました、あの四年前に救急外来で診て貰った若い美人女医さんが担当でした。あれから四年。あの時の話をしてもお忘れでしたが、女性らしい優しい言葉の応対に、経験を積んだ医師としての落ち着きと自信が感じられます。
 「大腸の憩室は、お年を召された方なら誰にでもあり、そんなに心配されなくてもいいですよ。」と、図に書いて説明してくれます。泌尿器科の医師は、最悪癌に変化すると脅しましたが、この説明で私の不安が一気に無くなり、この医師の言う事なら全て受け入れようと、そんな気分になりました。
「藤野さん、この機会に大腸検査や胃カメラ検査を受けてみませんか?」
消化器内科を受診する段階で、覚悟を決めていた私は、その美人女医さんの優しいお勧めを拒む理由はありません。一週間後の昨日、大腸検査を生まれて初めて受けてきました。
 検査日の数日前から、通常野菜や海藻などの健康に良いとされている食品の摂取を控え、前日の夜から下剤を飲み、朝までに出るものは出します。当日、本人は運転して帰るなという注意書きを厳守し、「私なんか一人で行って、一人で帰って来たわよ!」と言う妻に付き添われ受付を済まします。
その日、検査を受ける人は、女性も含めると十五人くらい居たでしょうか、午前中は、洗腸液や水をたらふく飲みます。その間十回ぐらい排便し、その色が透明になるまで飲み続けます。初めての経験ですが、見事に透明できれいな水が出た時には感動ものでした。
 男女それぞれが、入れ代わり立ち代わり頻繁にトイレに行きますので、妙な連帯感が生まれます。大腸癌と宣言された患者さん等、何度か経験されている方がほとんどで、初めて体験する私は、「痛いですか?」と不安感丸出しで聞きます。この質問を、怖がりの私は医師にも聞いています。
 面白いことにその応答は立場によって全く違います。患者側の応えのほとんどは「下手な医師に当たると痛いですよ、何度か経験しましたが痛い時も平気な時もありました。」一方で、医師や看護師に聞くと「患者さんの大腸の構造によって個人差がありますのでいろいろです。」と濁します。
私の場合は・・・、『痛かったぁ!』
ほぼ一日かかった検査結果、二個の小さなポリープがあるものの、異常なし。二週間後は胃カメラです。 


冊子原稿より | 09:43:16 | Trackback(0) | Comments(0)
藤野正観のちょっと書いてみます(2018年6月号原稿より)
2018-6月号用 -三宝の集い
「2018三宝の集い」のチラシより


三宝の集い

 私は、『仏教クラブ』という宗派や僧俗の枠を越えて活動する団体に二二年間在籍しています。この冊子に私の拙文を掲載していただくことになったのも、この会に寺の友社の社長・正垣肇氏も在籍され、彼とは運営委員としても会合に出席する機会が多く、お出会いすることも他の会員よりは多かったのですが、そういったご縁で書かせて頂くことになったと記憶しています。
あと、一回で三〇回。つまり年に一〇回の配刊ですので、三年間に渡り書かせていただいたことになります。
毎回、寄稿するたびに「こんな原稿で良いのかな?」と思いつつ、原稿を書かなければならない〆切間近の私の頭の中にある出来事や思いを文章にしてきましたが、私の寄稿も残すところ、あと一回となりました。
そんなおり、その私たちの所属する仏教クラブが、昭和三八年に創立以来続けてきた、会員や高僧、名家の揮毫によるチャリティ「三宝の集い・墨蹟展」を一新、新事業を企画しました。
昨今の住宅事情として、墨蹟を飾る「床の間」が無くなったという、実にリアルな問題が浮上し、ここ数年においては売り上げが落ち込み、運営委員会で議論を重ねた結果、「続ける意味がなくなった」という結論に達したのです。私は、「続ける意味が無くなった」という結論には、あまり共感できなかったのですが、墨蹟という「文言の宝石」を展覧すること自体は、例え利益が無くても続ける意味があるし、我々しかできない展覧会だと思っていたからです。でも、これは多数決で決まったことですので、運営委員としてはこの秋の十月に開催するこの新企画を成功させねばなりません。

先月号では、この秋の十月に開催される新企画のチラシを「寺の友社」に作っていただいた関係もあり、私の拙文と差し替え、いち早く掲載していただきましたので、読者の皆さんはすでにご周知のことと思います。
 正垣社長には、ご自分の会社で配刊されるこの冊子上で、新企画を広報することをご快諾頂き、私は、クラブのHP運営を担当している立場からネット等を通じて、精力的に広報をすることになっております。
その新企画の内容はといいますと、当クラブには何人もの高僧が在籍されています。せっかくの人材ですから、お力を拝借ということで、今回からは、四名の高僧によるご法話を中心として、わかりやすい仏教を発信するという原点に戻り、「仏・法・僧の集い」を開催することになりました。

三宝の集い・四人の高僧による
「みほとけの心を語る」
 日時は、平成三〇年一〇月二〇日、土曜日の九時半開場、一〇時より午後四時半まで。
会場は、浄土宗総本山知恩院山門前の『和順会館』、入場は無料です。
お話頂くのは次の方々です。
森 清範  清水寺貫主北法相宗管長
中西玄禮 永観堂禅林寺法主・浄土宗 西山禅林寺派管長
有馬賴底  臨済宗相国寺派管長
本多隆朗 浄土真宗西本願寺派本願寺執行長
他に、国宝・知恩院御影堂修理に伴う文化財修復資料展示や技術の紹介と講演。今回、お話を頂く高僧にご揮毫して頂いた墨蹟色紙、計二十枚を抽選で会場の皆様に差し上げます。そして、各会員による出店等で盛り上げる「賑わい市」等。京都観光のおりには、このご法話を頂くひと時をぜひ、ご計画に添えて頂ければ幸甚です。

冊子原稿より | 09:34:06 | Trackback(0) | Comments(0)