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藤野正観のちょっと書いてみます(2018年4月号原稿より) 
2018-4月号用 -尿路結石の種類とその部位(資料画像)
尿路結石の種類とその部位(資料画像)


三大激痛

 日曜日の夕方、突然、腰の後ろに鈍痛です。この痛みには記憶があります。結石の痛みに違いありません。二〇年前と五年前にも経験しています。

 五年前は、夜中の午前三時頃でした。お腹の辺りのがまんできないほどの激痛でした。朝、痛みが少しおさまってから近くのK病院の救急外来に掛かりましたが、その時の担当医は消化器内科の医師でした。お腹が痛かったので、もしかして腹部の癌かもしれない・・・と気弱な私は内心心配しながら診察を受けました。
 この時には、お腹が痛いというので、エコー検査や血液検査、胃カメラ、レントゲン検査、CT造影剤検査等を受けましたが、結果は、尿路結石。その日の救急外来の若い美人医師は、経験不足からか私の脂汗と悶え苦しむ症状だけでは、尿路結石を診断できなかったようです。
 苦しむ私を連れ回し次々と検査をした結果、「結石による激痛」という診断。原因が分かって、私以上にほっとされていたことを思い出します。

 今回の痛みは、腰の背中側なので、自分でも、「尿路結石」という判断ができました。また、夜中に苦しみ、救急車を呼ぶようなことになるのはゴメンです。痛み止めの座薬でも貰えればと、妻に付き沿ってもらって、あの時と同じK病院の救急外来に行きました。しかし、診て貰おうと入口に到着した頃には、痛みもすっかり無くなり、気分は元通り。歩いているうちに膀胱まで落ちたのかもしれないと楽観。問診表にも、痛みが無くなったことを書き、診察を待っていますと、真っ赤に血で染まったティッシュで親指を包んで、心配顔の妻と思しき女性に付き添われ、青ざめた顔の六〇歳ぐらいの男性が入って来ました。当然、私より先に病室に入り手当をして貰っています。痛みの無くなった私は、再発時の痛み止め薬さえ貰えれば良いので余裕です。 
 救急入口付近のロビーの椅子に座り、呼ばれるのを待っていますと、今度は、けたたましいサイレン音と共に救急車が入口前まで乗りつけました。
もう時刻は夜の九時を過ぎていたでしょうか。
 長靴を履いたままストレッチャーに寝かされた労働者風の男が奥の処置室に運ばれて行きます。それに続いて関係者でしょうか四五歳ぐらいの女性がラフな部屋着のままで小さな女の子が掃くようなピンクのキャラクター入りのゴム製のサンダルを掃いて現れます。その女性に続いて、お巡りさんが数人現れます。
 私と妻の坐る後ろのソファで事情聴取が始まります。お巡りさんは、場所柄小声で聞くのですが、その女性は臆することなく大きな声で応えるので待合ロビーに響き渡ります。
 どうも借金トラブルで、間に入ったストレッチャーの男が刺されたようです。新聞やTVで見るような事件がすぐ傍で語られています。

 私はと言いますと、今回も救急担当医は消化器内科の若い男性医師。エコー検査でも、結石が見当りません。念の為、軽い痛み止めを貰って帰ったのですが、その二日後、夜中に七転八倒、再度、泌尿器科に受診し直し、、強力座薬を貰い、今も「三大激痛」と言われる尿管結石に耐えながら、この原稿を書いているのです・・・。
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冊子原稿より | 09:30:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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