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ご時世4 「いじめとは?」
今日は、いじめられているという感覚を、私の経験から考えてみたい。
いじめられている・・・とか、いじめられているかもしれない・・・とか、からかわれている・・とか、当然ながらその感覚は被害者的な感覚である。

私が、幼かった頃・・といっても、中学を卒業する頃までは、色白で細身でお坊ちゃま風の面構え、スポーツもそんなに得意な方ではなかった。ソフトボールなど球技では、チームの足をひっぱっていたと思う。ともすれば、いじめれたりからかわれたりする容姿・タイプだったような気がする。

ただ、理屈だけはよく言う少年だった。なにせ、理不尽な事が嫌いで、真っ直ぐだった。生意気だったと思う。
でも、入学当初や、クラス替えなど、初めてクラスメイトと顔を合わす時期には、容姿や見栄えだけで、よく根性を試されたものだ。いや、私もそんなことをして、クラスメイトを試した記憶もある。

相手に、ちょと肩をあてたり、偶然足がひっかかった振りをしたり、相手の様子、反応を試すのだ。
特にクラス内の男子における力の上下関係を確立すべく暗黙のうちにそういった力関係による位置を決め始めるのだ。
今、考えると、これこそがコミニュケーション活動の最初、基本ではないかと思うのだ。

私のような、利発そう(あくまでも、そう・・・)だが、色白できゃしゃな男の子はすぐに試される。
でも、「あいつをからかえば、倍になって帰ってくるし、手を出せば、死に物狂いで突進してくる。あいつは真っ直ぐな奴だから、からかうに値しない・・・」ということになった。 ・・・のだと思う。

中学になっても相変わらず派手な取っ組み合いの喧嘩をした。新しい国語の辞書の表紙の金文字をコンパスの芯で削られたからである。その張本人は、いじめているとか、からかっているとかそういった感覚ではなく、単なる「無意識」だった。
当時は、誰もが、記念にという訳ではないが、分厚い天然木製の机の表面に傷をつけることはよくあった。彼もそんな何気ない気持ちでしていたのだろう・・。

私にとっては昨日届いたばかりの国語辞典、新品ピカピカだった。まさか、そんなバカなことをする奴が居るとは、信じられなかった。「何をするんや!!」の声に、奴は笑って、気にもしていない様子だった。 私はいきなり切れた。

相手の胸座を掴むなり、机や椅子をなぎ倒し、教室の一番後ろの壁まで一直線。そして倒れ込んだ奴の上に馬乗りになった。
興奮しているので、バカ力が出たのだろう。
私よりも背丈の大きいそのいたずら少年は、あまりの過激な反応にあっけにとられ、攻撃することすら忘れていたようだった。
私は、謝って欲しかった。私が怒っていることをきちんと受け止めて欲しかった。
あまりに「なんで!?」といったとんちんかんな表情をしている彼の顔は、さすがに殴れなかった。「殴らないでおこう」と判断したことは今でも鮮明に覚えている。
が、そのうち状況を受け止めた奴は反撃に出てきた。その後はよく覚えていないから怖い・・・。

ちょうど給食の準備の時間だったように記憶しているのだが、激しい戦いの為に給食の準備ができず、教室の中の机や椅子が散らかっていた。
もちろん、給食の準備が遅れ、我々二人は、当然ながら給食にもありつけづ、職員室に呼び出された。

興奮冷めやらぬ私は、担任の下した「喧嘩両成敗」に対しても、職員室全部に聞こえるぐらいの大きな声で、「先生、おれは何も悪いことはしていない!その論理はおかしい!!」とたてついた。
その後、その担任が、我々二人にどのような対処をしたのかまったく記憶にないのだが、その中学3年生になった頃の理不尽な出来事だけが記憶に残っている。

しかし、ここで、大切なのは、その彼が、私を困らせてやろうとか、いじめの対象としてやっていなかったことが、取っ組み合いの中で察知できた。そのことは、私にとって救いだったことである。

彼は、その後の友人関係の中でもはっきり知ることになるのだが、彼は「人の物も自分の物も分け隔てなく大切にしない奴」だったのだ。そういう奴だったのだ。悪気がなかったのだ。
つまり、私を困らせようと思ってやったのではなかったのだ。

この喧嘩で、彼の本心が見えたということは、彼も私の価値観を見てくれたことになる。その後、彼とは同じ高校に進み、お互いを認め合う、何の蟠りもない友人関係が続いた。彼の、物を大切にしない「雑だがおおらかな人柄」に自分にはないものを認めることができ、懐かしい友人の一人となっている。

いじめって、大部分は、「いじめを受けた」と感じている人の受け取り方で決まるような気がする。・・・いやきっとそうだ。
本当にいじめている人が居たら、それは犯罪だと思う。
いじめられていると感じている人は、いじめられているのかどうか命がけで確かめてみたらどうだろう・・・。
もし、誰かが本当にいじめられているなら、皆でそのいじめた本人をとっちめればいいではないか。
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うだうだ | 10:12:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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