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モランの寺-佐伯祐三-正観18歳の時の模写
モランの寺-Yuzo Saeki-正観18歳の時の模写
モランの寺-Yuzo Saeki-正観18歳の時の模写


この油絵は、私が高校生の頃、2年生か3年生だったか忘れましたが、文化祭の美術部の展示で、各々部員の好きな名画の模写を展示しようという誰かの発案企画で、「模写コーナー」を設け、部員全員で一気に描き上げた作品のひとつになります。
当然ながらキャンバスを買うお金もなく、ベニヤ板を6号Fにカットして裏側は垂木で補強してキャンバス仕立てにしています。
自分でも気に入っていたのか、この絵だけが我が家の壁に額縁なしで掲げてありました。
なぜか、今朝この絵が目に入り、はじめて写真に撮りました。
あの頃が蘇ってきます・・・。
描いてからすでに50年は経ってることになります。
私は、当時からアカデミックな絵が好きでしたが、それ以外ではペインティングナイフで描いたような力強く荒々しい絵も好きでした。
その中でも、ユトリロやブラマンク、そして、佐伯裕三の絵が好きで、彼の生き様にもあこがれていた時でもありました。
この絵のタイトルは、佐伯祐三作「モランの寺」。
この教会やモラン風景は彼の作品に多く出てきます。
彼は、2度目の渡仏後、この絵を描いた4か月後に結核から気を病み、最終的には、衰弱。
そのままパリで亡くなったそうです。30歳の時です・・・。


うだうだ | 09:42:04 | Trackback(0) | Comments(0)
肺癌 完治!
MRI.jpg
ネットより拝借。MRI検査台



やれやれ・・・・。
と、いうのは、昨日、桂病院の呼吸器科で6ヶ月ぶりの検査を受けました。
今回の検査で、肺癌の再発が見受けられなかったら、一応完治となり、半年後も一年後も診察に行かなくてもよくなります。
朝、7時半に家を出て、検査が終わって病院を出たのは11時半。

まずは、検体検査(血液とレントゲン)次にCT検査、そして前回の検査で苦手意識が高まり、少々トラウマぎみのMRI検査を受けました。

半年前のMRI検査、ピーピー、ドンドン、ガァガァ、ズン・ズン・ズン・・・・。なんで、こんなに大きな音を患者に聞かせるのか、何か音を静かにする技術はないのか・・・。などと、検査中頭の中にイライラと不安感が広がります。
暗くて深い淵に引きずりこむような、低い音で唸る心臓の鼓動のリズム。
そんな不気味さを感じながら我慢の限界ぎりぎりで、やっと終わったという前回の恐怖の経験があります。

イヤフォンとかヘッドフォンで音楽やラジオでも聞けたら少しは気が散るのに・・・と、前の日から考えていたので、「前回の検査から、ちょっと恐怖感を感じるようなった。今回は自信がない。音楽か何か聞きながら受けられないのか?」と、MRI検査室の前で、金属探知機で私をチェックする看護師さんに聞いてみました。
「あぁ、そうですか、それでは・・・」といって、モニターの並ぶ部屋に戻り、検査技師に聞いている様子。
帰ってきた看護師さんは、にこにこしながら「ヘッドフォンを付けられるそうですよ!」「えぇ!そうですか、ヘッドフォン付けられるのですか?それなら前にもそう言ってくれれば良かったのに・・・。」

撮影の途中で造影剤を入れるので、先ほどの左手からの採血に続き、今度は右手に注射針が挿入された状態で検査を受けます。
私の血管は細くて奥にあるので、新人さんではなかなか見つけられず、的確に針を挿入できないのですが、今回の看護師さんは一発で挿入。これで、まずは一安心。
肺癌は、頭に転移する可能性が高いので、造影剤を入れて、頭をしっかり診るらしい。

MRIの検査台には頭が動かないように、固定する器具があり、その中に上向きに頭を合わせます。もちろん、先ほどお願いしたヘッドフォンを耳にあてがってくれました。「うん?・・・」小さなオルゴールの音が聞こえます。
「ちょっとぉ!これじゃあの大きな音がそのまま聞こえるのでは?」「では、これぐらいでどうです?」と言ってボリュームを上げてくれました。
大音響のオルゴールの音色・・・まぁ、いいか。「それで、少しは、気がまぎれるしょう。ありがとう!」

オルゴールの最初の曲は、「星に祈りを」・・・気持ちが安らぎます。
「では、始めます!頭は動かさず、針のある右腕はまっすぐ動かさないでください。」
ピーピー、ドンドン、ガァガァ、ズン・ズン・ズン・・・・電車の通る線路の真下に居るような大音響には、オルゴールの音など消えたも同然。
オルゴール効果は絶大ではありませんでした。
でも、少しはオルゴールのきれいな音に気持ちを集中させると、気がまぎれましたし、多少は救われたようです。

騒音隠しが目的なら、なんで、オルゴールの音なの? 大音響のジャズとか、内容に集中できる漫才とか落語とか選べるような配慮があったら良いのに・・・とぶつくさ考えながら、呼吸器科診察室の前で1時間ほど、検査後の結果を待ちました。

結果は、もちろん、全ての検査で異常なし! 半年後の予約もなし。薬もなし! 6年前の体に戻ったということです。やれやれです。
ご心配頂いていた方々にお礼と感謝の 『ご心配をおかけしまた。m(__)m』 です。



肺癌 | 16:21:07 | Trackback(0) | Comments(0)
『平山郁夫-引き寄せられた中国書画-』 展に行ってきました
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平山郁夫画伯ゆかりの中国人作家や平山素描の展覧会が開催されている観峰館の新館


来年の今頃、私の故郷の東近江市五個荘にある「觀峯館(かんぽうかん)」で『藤野正観の仕事展』が開催される予定になっています。【2020年2月8日(土)~3月15日(日) ※(休館日は 2月12日、27日、24日、3月9日の4日間)

昨日、その展示会場の下見に行ってきました。
今にも冷たい雨が降り出しそうな冬の空でしたが、木々のふくらみ始めた若葉色の芽に、早春を感じます。

会場では、冬季企画展として「平山郁夫-引き寄せられた中国書画-」が開催されていました。
この時期にもかかわらず、会場には朝10時ごろでしたが20名ほどの鑑賞される人が居ました。
広くて大きくてりっぱな会場です。2015年10月にこの新館を増設オープンされたそうです。

平山郁夫画伯が交流した初公開の中国書画作家の作品や、平山画伯肉筆の大下図、素描、スケッチなどが展示してあり、唐時代の菩薩像頭部等の平山画伯の立体コレクションも展示してあり、関西の平山ファンのみならず、仏教美術ファンにとっても、敦煌壁画等の模写作品も多く、なかなかの見応えのある展覧会でした。
おすすめです。21日までです。

で、この同じ会場で、来年の今頃、私の仕事展として展覧会が開催される事になっています。
平山画伯とは比較にならない無名の私ですが、仏画を生業にしてから35年。
一般の方々に、きちんとご案内できる展覧会は、四度目となります。
今から描く新作も含め、当工房で制作した仏画の一部を観ていただこうと思っております。

ご期待ください。


告知 | 09:22:02 | Trackback(0) | Comments(0)
玉の輿(こし)
お玉ちゃん
フジテレビ制作の「梅沢富美男のズバっと聞きます」中の1カット2019年2月13日放送


先ほど、ワシントンDCに住む、長女から、「テレビ観ていたら、お父さんの描いた「桂昌院」の絵が写っていたよ!」と画像添付でLineしてきました。
ユーチューブで確認しますと、昔、善峯寺にお描きした「桂昌院」のご肖像画でした。今宮神社の玉の輿お守りの話題で使われていました。
先代住職は、それまでの大奥を描いた小説などで、善峯寺の復興をされた恩人の桂昌院が良く描かれていないので、悪いイメージの固定化に、憤りを感じておられました。
そのイメージを払拭したいと、そんな当時のご住職、掃部光暢師のご意向で、応仁の乱で荒廃した京都の有名寺院のほとんどを復興させ、仏教に帰依し、信仰心のあつい桂昌院らしく、何度も相談しながら新しくお描きしたものです。
この肖像画、最近、よくテレビや雑誌等メディアに使用されていますね。

2012年にもTVで紹介されてブログに書いていますので、「玉の輿」伝説にご興味のある方は、お時間のある時に読んでみてください。

『歴史秘話ヒストリア』大奥 シンデレラ・ストーリー~将軍の母・桂昌院 元祖「玉の輿」物語



知っておこう! | 09:27:13 | Trackback(0) | Comments(0)
来年の今頃、仏画の展覧会を開催していただけそうです
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来年の今頃、仏画展が開催される予定の観峰館(ホームページより拝借)


先日、この1月という寒い時期には、ほとんど来館者が居ない仏画館に、珍しく2日間に渡り、たて続けに入館者がありました。
一人目は、神奈川県から来られた私と同じ年の男性で、お話を聞くと良く知る友人の友人だったことが分かったのですが、4年前にご夫婦で世界旅行中に愛する奥様を事故で亡くし、その面影を観音さまに重ねて描いて欲しいとのことでした。
その男性からお聞かせいただいた数時間に及ぶお話は、最愛の奥様を亡くされた時の不思議な体験と男性自身の自由な生き方。私の歩んできた人生とは対照的で、海外での生活を含め、ある仕事を起業し、奥様とお二人で世界旅行の為にあっさり仕事を畳み、自由で明るい人生を謳歌して生きて来られたご様子。
私のように、一つのことに拘って、意固地に、執拗に生きて来た者とは正反対のような気がします。でも、私の細胞の半分は、同世代なのでそう感じるのか、その男性の生き方に共感できるところがあり、興味深く、楽しくその方との話が弾んだのです。

 その次の日、Fさんという私設博物館の学芸員をされている男性がご来館。
お話をしていると、京都市立芸術大学の模写科を卒業されて、仏教クラブでもご一緒の宇佐美松鶴堂で、アルバイトながら表具の経験をし、米国メトロポリタン美術館で、修復補彩のお仕事をされていた経験があるとのこと。
当工房にも過去に、二人、その京芸の模写科の卒業生が居たこと等、仏画制作の話で盛り上がっていたのですが、そのFさん、実は、私の故郷の東近江市五個荘にある「書」の殿堂「観峰館」の学芸員をされていて、もう27年ぐらいになるそうです。
メトロポリタン美術館のあるニューヨークからお帰りになって、まもなく今の職につかれたようです。
Fさんは、話の途中で、「仏画館」に来られた理由を遠慮がちに口を開かれました。「観峰館で、仏画の展覧会をしてもらえないか。」
私は、観峰館には、版画家の知人の展覧会などで二度ほど訪れたことがありましたが、創立者の日本書道教育に人生を捧げ、「日本習字教育財団」の創立者で書家の原田観峰師の中国の名品コレクションの数々がそれはそれは圧巻だったことを思い出しますし、我が故郷の、しかも我が家の田んぼのすぐ近くにそれはあります。
2015年10月に開館20周年を記念して新館が完成し、そこが会場になるようです。
まだ詳細は決まっていませんが、時期的には来年の2月~3月ということです。
寒い時ですが、今年は画歴50年の節目でもあり、ありがたく引き受けることにしました。
と、いうことで、今年は、はじめての出版になりますが、「仏画の本」の制作も考えており、その展覧会用に大作もいくつか用意しなければなりません。
気分的にも時間的にも忙しくなりそうです。


仏画 | 13:02:02 | Trackback(0) | Comments(0)
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